ちょっと前の話だけど、地元の高校生たちが “秋田を表現するドレス” のショーをするというのでドレス製作の指導をしました。
が、製作よりもまずはデザインの指導をしなければ始まらないだろうと思いデザインから指導させてもらうことに。
それは経験の浅い高校生たちのデザインがどのようなものになるか目に見えていたから。
サテンやオーガンジーのふわふわのドレスで、“色で表現しました!” “お花くっつけました!”
あるいはちょっと気が利いたものでも “着物をアレンジしました!”ぐらいで、ステージに立てばどれも同じようにしか見えないべなあと思ったから。
そこで、生徒たちにはまずはドレスの既成概念を取っ払う指導をし
第三者が見る、ステージに立ったときにどう見えるか意識することを指導。
何度もデザインをやり直し、結果こんな面白い米袋のドレスが出来上がりました!!
秋田の豊穣を願う “竿燈” を表現するドレス。
デザインポイントもバランスもしっかりして
他のファンシーなドレスに混じると異彩を放つ面白い作品になりました!
こういうときやっぱり教える仕事って楽しいなあ・・・と、思います。